大自然に囲まれている台湾では、温暖的な気候と優れた農業技術で四季折々の美しい花が観賞できます。毎年、台湾の台北、台中、彰化など地域で花芸(フラワーアート)博覧会が行われ、多くの観光客が魅了されています。
最も有名なのは蘭です。世界の三分の一の蘭は台湾で栽培されているので、台湾は「蘭の島」とも呼ばれています。台湾の蘭は、主に中部の台中、南投や南部の台南で栽培されています。特に毎年台南の「後壁」で行われる「台湾国際蘭展覧会」が一番人気があります。
今回は2023年国際蘭展覧会をご紹介したいと思います。
今年(2023年)の展覧期間は以前の一週間よりも七日間が延び、二週間になりました。展覧会には、蘭のテーマ館、入賞蘭区、花育区、農産品区、美食区などテーマ区が設けられ、それぞれの特色があるので、どれも訪れる価値があるでしょう。
最も注目を集めるのは来場者による撮影が止まらない「入賞蘭区」です。200名の国際的な審査員によって審査され、入賞した蘭は、びっくりするほど素敵ですね。
花育区には、生け花のライフショー、生け花の体験教室、世界レベルの花卉(フラワーアート)作品があります。花卉(フラワーアート)の殿堂として大人気です。
また、花育区の横にある農産品区では、マンゴー麺、東山コーヒー、はちみつなど台南ならではの農産品が多く揃え、お土産にぴったりですよ。
展覧会を堪能した後は、お腹が空いてくるでしょう。美食区にある台南ローカルグルメも外さないでください。カキオムレツ、焼きタコ、トビウオソセージ、魚すり身団子を入れたスープなど地元のグルメで食事を済ませてみてはいかがでしょうか。
「2025年アジア国際蘭展覧会」は台南「後壁」で盛大に行われる予定です。そのとき、世界からのオーダーが殺到することが見込まれています。心地よい花を見れば、希望が与えられますと言われています。2025年、台湾の古都と食の都として知られている台南に来たら、ぜひ、時間を作って足を運んでください。
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